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売り出し価格と「3つの価格」②
カテゴリ:上手な不動産売却  / 投稿日付:2022/10/22 00:00

◆「3つの価格」を考えておく

査定方法には”弱点が”あるため、査定価格は「絶対」とはいえません。そのため売り出し価格を考える上では、「売主様の希望」を含めた価格を加味して考えていただきたいのです。

もちろん、希望通りの価格で売れるとは限りません。

しかし、査定価格とその根拠を聞くと「これくらいで売りたいなあ」という価格が見えてくるものです。また、「この金額では絶対売りたくない」という”下限”もあるのではないでしょうか。

「売りたい価格」と「売らなければならない価格」、そして「売れる価格」。

この3つの価格をあらかじめ明確にしておくことで、売り出し価格が決めやすくなるはずです。

「売りたい価格」を3,300万円、「売らなければならない価格」を2,900万円、「売れる価格」を3,100万円を設定したとしましょう。

もちろん「売りたい価格」を追求すべきではありますが、売り出し価格は売主様のご意向や競合物件の有無に応じて戦略的に考えなければなりません。「売却にどれだけ時間がかかってもよい」と考えている方は少なく、多くの方は希望する売却時期があるものです。

例えば「2ヶ月後にはどうしても売りたい」と考えている方が「売りたい価格」の3,300万円で売り出すのは少々無謀ともいえるでしょう。

そういった状況にあれば、まずは「売れる価格」の3,100万円で売り出してみて、1ヶ月間経っても反響が得られず残り1ヶ月で売れる見込みがなさそうであれば、3000万円、2950万円、、、と「売らなければならない価格」に近づけていく。といった戦略がとれます。


あくまで査定価格は参考値であり、売主であるあなたの都合や意向を優先していただきたいのです。売れる見込みがない金額を希望されている場合は、適切な根拠をお伝えし、適正価格をお伝えさせていただくこともあります。

しかし、まずは、ご希望をお聞かせいただき、ご希望に添える形での売却を目指すのが我々の役割です。



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