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利活用が困難な土地の売却(1)
カテゴリ:上手な不動産売却  / 投稿日付:2023/01/03 00:00

売主のSさんは地方への移住を決意し、自宅を売却することにして、不動産会社に売却を依頼しました。

自宅は木造の築30年、耐用年数の観点から建物価値はほぼ0円になります。当初は戸建て販売として広告を打っていたのですが、一向に申込は入りませんでした。

そのため、作戦を変更し、個人にではなく買取業者に買い取ってもらうため、不動産会社を通じて5社に査定依頼を出しました。

査定はいずれも建物ではなく土地の価値だけを査定、高いところでも5000万円で、Sさんの希望売却価格は7000万円だったため、承諾できる価格ではありませんでした。

図面を詳しく見たところ、この土地は200平米という広い敷地を有しており、本来であれば5000万円は安すぎる価格です。

しかし、この土地は、台形のような形をしており、仮に買取業者が「買い取って建て売り住宅を建てて販売するにしても、建物は2棟、100平米ずつに分けるしかない形状だったのです。

買取業者の査定価格は土地の形状を考慮すると仕方ないとも思えました。



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